IQよりもEQ
ーとよく言われたものだが。
コロナ禍で「生きづらさ」を感じている人が激増し、またもやこのEQが脚光を浴び始めている。
「生きがい」は一時的に見つけられても、「生きる目的」にまでなかなか漕ぎ着けない。これが切ない。なぜなら、「生きる目的」とは、いのちの根源に関わるものだからだ。それは魂までも揺るがす大きな力となる。
1887年3月3日、初めてアン・サリヴァンがヘレンケラーの家を訪ねた日。これをヘレンは後に、「私の魂の誕生日」と振り返る。
この日を機に、ヘレンは多くの格闘の日々をサリヴァンの全身全霊を傾けた指導の元、三重苦を乗り越え、生きる意味を「生きる目的」を自らの手にしていく。
(ヘレンケラーの生家)
もし、この「生きがい」と「生きる目的」を同じように考えているとしたら、そのごちゃごちゃ感が生きづらさにも結びついてしまう。
この生きづらさを根本的に解放してくれるのが、心の知能指数となるEQである。仕事の働きぶりは、IQ、人格、教育、経験、実績に左右されがちだが、58%はEQに影響されている。EQを育てるために、どうしても心のダークサイドと向き合う必要がある。心のダークサイドとは例えばー
- 人の成功を妬んだり、羨んだりすることがある
- その時の環境によって、後で後悔するようなことを言ってしまう
- 自分に都合の悪いことが話題になると、それを無視する
- 周囲の目が気になって、本音を言えないことがある
- 不安を忙しさで誤魔化そうとする
ーなどである。
こうした感情と向き合うには、起きた感情に名前をつけるといいということが、神経科学者によって分析されている。こうした感情は、もとより脳の細胞によって生ずるもので、この細胞に名前を付けると強力な力を発揮し始めるというのだから驚きだ。どんなシャイな人でも名前を間違えられると、嫌な顔をしたり、その時だけ積極的に訂正する姿をよく見る。これは、細胞が名前に強く反応するからだ。
感情への名前の付け方
怒り、恐れ、悲しみ、痛みに対してー
1.私は何を感じ、その感情をどう思っているか
2.体のどこにストレスを感じているか(肩、
首、胃など)
3.それは私に何を教えようとしているのか
このネタを、昨日で配信100回目を迎えたYouTubeにあげたいと思っている。どうぞお楽しみに!