HPUTC’s diary

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鬼滅の刃 心を燃やせ

先日、ついに噂の「鬼滅の刃」を孫を連れて観てきた。孫のお気に入りは炭治郎ではなく、炎柱の煉獄さん。果たして、煉獄さんの運命やいかにというとこだが、もうだいぶネタバレも。

 

人気の秘密

 

集英社の記録によるとー
週刊少年ジャンプ』の看板作品であり、12月発売の95巻をもって全世界累計発行部数が4億6000万部を突破すると言われる『ONE PIECE(ワンピース)』。
この圧倒的なヒットをしのぐ勢いの「鬼滅の刃」。


また、オリコンの記録によるとー
2020年の7月に発売された『鬼滅の刃 21巻』は、初版の発行部数が300万部(特装版含む)となりました。この記録は、『ONE PIECE』が57巻以降達成している、国内出版史上最高の数値です。

ONE PIECEはこの数値を10年以上にも渡って達成していることを考えると、まさに圧巻の人気。しかし、鬼滅の刃はわずか21巻にしてこの記録に並んだことになり、どちらも異例の人気作と言える。

まず、私が驚いてのは圧倒的なアクションシーンの連続にもかかわらず、女性客が多いこと。
私の孫娘もふだんはほぼこうしたアクションシーンには興味を示さないのに、固唾を飲んで観ている。映画の最後のシーンでは周囲のすすり泣きに混じって、孫もリュックで顔を隠しながら涙を流している。

ストーリー的には、人を喰う「鬼」と、それに対する鬼殺隊の戦いを描くもので、孫のようになんの予備知識もなく素直に入れた。
敵と味方がわかりやすく、シンプルなのでいきなりのめり込みやすいというのも、ヒットの要因の一つかも。 

 

ただ登場人物の名前がことごとく難しい。
主人公の少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)という。彼の妹が禰豆子(ねずこ)、こんなに難しい漢字。簡単に漢字変換できない。
しかし、漢字が苦手な孫もちゃんと読めてしまう。孫が大好きなもう一人の名前も、栗花落カナヲ(つゆり かなを)という。

鬼殺隊の剣士で花の呼吸の使い手でかわいいというのが孫のお気に入りのポイント。

 

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主人公の炭治郎はこのかなをと同期の剣士。
嗅覚に優れ、鬼と人間を嗅ぎ分ける。
一晩家を不在にした夜、妹禰󠄀豆子以外の家族全員を無惨に殺される。半分鬼となりながらも唯一生き残った妹、禰豆子(ねずこ)を、人間に戻す方法を得るため、今回は鬼殺隊の柱となった煉獄さんと合流して、鬼と戦うというストーリー。この炭治郎は、仇を果たすため「水の呼吸法」という剣術を身につけている。

なぜ大正時代を背景にしているのかは、最後まで謎だったが、アクション映画が比較的好きな私も楽しめた。一緒に行った妻は、なぜ子供から大人まで、しかもこれほど多くの女性がこんなに観に来てんだろうと不思議な顔をしていた。観に行った曜日が水曜でレディースデイでもあったのだが。

このように、何よりもストーリーが単純明快、その一方で漫画ながら名前にヒネリが入って難しく、時代背景も大正ロマンを感じさせるあたりが、ただの漫画ではないブランドを作り出しているのかもしれない。

 

今回の「鬼滅の刃」=無限列車編=のキャッチは、「心を燃やせ」
これは、煉獄さんが心を落とす炭治郎を奮起させるために、かける言葉。

コロナ禍にあって、なかなか心を燃やすことがない中で、命がけで炭治郎と伊之助をかばい、十二鬼月のあかざと戦い抜いた煉獄さんの言葉は、観てる者をも奮い立たせたことは間違いない。

しかも、煉獄さんのあまりの強さに何度も鬼にならないかと誘惑をかけるほど。
鬼になれば死ぬこともなく、傷を負ってもすぐに復活できる不死身のからだになれる。

それでもあくまでも人としての誇りを持ち、
己が持つ痛み、弱さ、恐れを克服する力を持ち、人を愛する心を持つ、あくまでも人間を貫く。

不死身である鬼には、生きるチカラなど必要ない。常に生きるか死ぬかの瀬戸際でようやく立っているのが人間だ。
ましてやコロナ禍。炎とか水との呼吸法で鬼を攻撃していく圧倒的なパワーはないが、必死にコロナとマスク越しに闘っている。
確かに、闘い方はは格好は良くないがしれないが、見えない敵と格闘している。

なので人が戦うどんな状況を見ても、子どもから大人まで心を合わせてしまう。
誰もが闘い、誰もが戦う気持ちを共有している。どこにも闘ってない人はいない。そこに大人と子供の差もない。
あるとすれば、映画の12R指定だけ。
痛みを共有できる。そこに生きるチカラが出てくる。

 

そして、私が最も心に残ったさらなる魅力、人気の秘密がある。

それを、今週の土曜日あたりにYouTubeに起死回生を狙って配信する。是非、ご視聴ください。

待てない方は、劇場へ。映画館は換気が徹底している上、みんな喋らずに静かにしているので意外と安全。

 

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kimetsu.comより

 

ちなみに、前回のYouTube URL

まるで限定公開しているかのようなアクセス数ですが応援ください。

 

人間力増進講座vol.44

https://youtu.be/CWemYzGvbX0