HPUTC’s diary

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引き寄せにゴン攻め

コロナが瞬く間に世界に蔓延したまま留まるところを知らない。ワクチンを打った人まで、今度はデルタ株に感染し、3回目、4回目と接種を繰り返していく。ワクチンを打てばうつほど、人間が本来持っている抗体、治癒能力を失っていく。そんな私たちに、希望ある未来はあるのだろうか。ここは希望あルあなたの未来像にゴン攻めしてみるしかない。

「ゴン攻め」とは、オリンピックの新種目「スケートボード」で独特の語り口調でSNS上を沸騰させたのプロボーダーの瀬尻氏による新語。

ガンガン攻めた積極的な行動、リスクを伴う行動のことを言う。またスケボーで正確なトリックが決まったときのスケボー用語「ビッタビタ」というのも同時に流行らせた。

 

今、私は大手企業からの依頼で、新しい未来の記憶を植えつけることで、“記憶にコントロールされる”のではなく、主体的に“記憶をマネジメント”できるようにする、記憶にゴン攻めするビッタビタ・セッションをあちこちで繰り返している。


実は私たちの人間としてのアイデンティティ、その行動や思考のすべてを司っているのが「記憶」である。この記憶装置をうまく使う実験を
ニューヨーク大学のジョン・バルフ、マーク・チェン、ララ・バローズがしている。


彼らは実験協力者である大学生に、ランダムに並ぶ単語を使って文章を完成させるテストを課しました。配られたテストには2種類あり、一方には、「強引」「大胆」「無礼」「困らせる」「妨げる」「邪魔する」「侵害する」といった単語が並んでいたのに対して、もう一方には「尊敬する」「思いやりのある」「感謝する」「我慢強く」「従う」「丁寧な」「礼儀正しい」といった単語が並んでおり、それぞれにいずれか一方が渡されました。


学生たちは5分ほどのテストを終えたのち、廊下の先にある部屋にいって次の実験の担当者と話すよう指示を受けました。しかし彼らが部屋の前までいくと、その担当者はほかの学生の相手をするのに忙しく、話ができるような状況ではありませんでした(この話し込んでいる担当者と学生も仕込まれたサクラです)。
この状況で、1つ目の無礼な単語が含まれたテストを行った学生は、平均5分程度で2人の会話をさえぎったのに対して、もうひとつのお行儀がいい単語の入ったテストを行った学生の82%という圧倒的多数が、10分経っても会話をさえぎろうとしなかったのです。


これを「望ましい結果を言葉に出し、記憶に植え付ける」ことで効果を発揮するプライミング効果という。
よく言う「引き寄せ効果」というのは、実際には「言葉」が現実を引き寄せてくれるわけではなく、言葉が私たちの“記憶”に影響を与えており、その記憶が私たちの認識に影響を与えることで、自分の都合に「引き寄せて」現実を見られるようになると考えられる。


言葉によって影響された「記憶」によって、私たちの思考や行動は変わる。3年後、5年後をイメージし、これを記憶化することでその人独自の、思考力、発想力、創造力、意思決定力、価値観、信念などに置き換えていくプログラムが

「プライミング効果ゴン攻めプラン」である。

単純にコロナを制圧した世界の未来像や、数年先の自らの人生の理想形をイメージしてこれを記憶化してみてはどうか。最初はただ描いたイメージを言葉に出しているだけでいい。やがて、その言葉による記憶が徐々にイメージとして具象化され、あなたの望む方向に進む大きな手助けとなる。