HPUTC’s diary

想定外のパンデミック。滞る就活、内定取消し、リストラ。このピンチをチャンスに変える人間力UP養成講座開設中!

骨は若さの門番

若さを生み出す骨のメッセージ物質を人工的に作り出す研究がさかんになされている。
患者の体内から取り出した骨芽細胞を取り出し、ここに衝撃を与えることで骨を人工的に育てていくという。
今回は、あなたに伝える骨からのメッセージとはー。

 

自転車選手として全米選手権でも準優勝したブレイク・コールドウェルさん、33歳。

f:id:HPUTC:20201201154631j:image
日常生活での軽い転倒で大腿骨を骨折し、骨量検査をすると重度の骨粗しょう症であることがわかった。当時25歳で80歳代の骨量しかなかった。自転車による運動は、いくら漕いでも骨に衝撃がなく、スクレロスチンが多くなる一方だったのである。
骨量を上昇させ、スクレロスチンを減少させないと若さにはつながらない。
これを運動によって増量の値をコントロールできることがわかっている。

 

アメリカ、ミズーリ大学のパメラ・ヒントン博士は、骨量が少ない、骨粗しょう症予備群の男性38人(20代~50代)に週3回30分、ジャンプ運動と、筋トレを続けてもらい、骨に刺激を与え続けるという実験をした。
すると一年後、38人中36人の骨量が上昇し、さらにスクレロスチンの値が減少していた。
骨量は25歳くらいを過ぎると、加齢のために減少していくが、それでも意識的に運動で骨に刺激を与えると、スクレロスチンの値が下がり、骨量を上げることができる。
つまり、スクレロスチンを黙らせるには、骨への衝撃を与え続けるジャンプが効果的ということだ。

 

要するに、若さの衝撃センサーを刺激するには、自転車よりも縄跳び、エレベーターよりも階段の上り下りをすること。

これがあなたへの骨からのメッセージ。

これにより、骨芽細胞が活性化すれば、若さを生み出すメッセージ物質のパワーで、体全体の機能を若く健康に保つ事が期待できる。
これがあなたの精力、筋力、免疫力、記憶力の元になる。まずはランニングからスタートしてみよう!