ひな祭りにジェンダーレス
来る3月8日〜14日まで「国際女性デー」。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/国際女性デー
オリパラ会長のM何某氏の時代錯誤も甚だしいお粗末な発言のおかげで、にわかにジェンダーについての議論がかしましくなった。
私も、その恩恵を受けてジェンダーレスの講演を依頼された。
それで、テーマを「ジェンダリング」にしてみた。要するに、男女脳のミキシングによるいいとこ取り。いちいち言われなくても、脳はとっくにジェンダーレスなのだ。
まず、読者諸氏が男脳か女脳か。
こればかりは、男性だから男脳、女性だから女脳とは限らない。
『薬指』が『人差し指』より長い人、『人差し指』が『薬指』より長い人、あるいは、どちらも同じくらいの長さの人ー、ジェンダーを超えてさまざま。
『薬指』が『人差し指』より長い人は、男脳
『人差し指』が『薬指』より長い人は、女脳
まったく同じの人は、Xジェンダー
この判別方法は『二本指の法則』と呼ばれており、1988年ジョン・マニングというイギリスの心理学者を中心に研究されているもの。
その裏付けは、胎児の時に浴びる男性ホルモン、テストステロンの濃度によって指の長さが決まるというわけ。
薬指の成長は男性ホルモン、人差し指は女性ホルモンの影響を受け,テストステロンをたくさん浴びた人は人差し指より薬指が長いとされている。
男女脳の大きな違いは、左右脳をつなげる「脳梁」の太さ。
これによる一般的特徴としてはー
男性脳は、脳梁が細いため一点集中型
女性脳は、脳梁が太いためマルチ型
男性は一つのことをしだすと他に目もくれず一目さんにゴールに向かう。
何が嫌いってゴールが見えない話しは大嫌い。
一方女性は、「〜をしながら〜をする」いわばながら族。その分、共感力も強い上、ゴールが見えないまま、いつまでも話し続けることができる。いわゆるトークのウィンドーショッピング状態。一番実力を発揮するのは電話の切りぎわ。脳梁が力を発揮して脳が思い切りよく回り出すセレンディピティ。見事なまでに切れそうで切れない。
そんな男性脳と女性脳の長短をカバーするには、どうすれば良いか。
ここから噂の「ジェンダリング」。
1.右目で15秒景色Aを観察
2.左目で15秒景色Bを観察
3.目を閉じて、景色A→Bの順で思い出す
景色AとBの間に時差があっても良い。
右目で見たものは左脳に流れ、左目で見たものは右脳へ。これを交差ルールという。
支配脳は左脳なので、必ず右目から始める。
これを電車に乗っているスキマ時間などに毎日行うと良い。
その他、ブランコに乗ることで左右脳のバランスを取ったり、5分間ドリルのを計算問題をやって左脳を鍛えたり、大人の塗り絵をやって右脳を鍛えたり、ふだんから心がけていると効果がさらに上がる。
これでどういう特徴が発揮できるのかー
1.表現力豊かな分、ときに情緒的になりやすい
女性脳を、理論的な男性脳でカバーする
2.自己完結型でスッキリ終わりがちな男性脳
を、電話の切りぎわに強い女性脳でカバー
し、オシの強さを発揮する
3.空間把握力によるスケールの大きさを発揮す
る男性脳で、小さくきれいにまとめようとす
る女性脳をカバーする
もとより、Xジェンダーの方はこうしたミキシングできている可能性があるが、さらに鍛えることで抜きん出た力を発揮できる。