ゾウリムシにも劣る自己虫
就活にダウンし、内定取り消しに落ち込み、リストラで人生追い込まれている若者たちがコロナにかからなくてもあえいでいる。
本ブログ「アフターコロナの渇望」でも書いたが、企業はもはやアフターコロナを見据えて、若者たちを待ち構えている。
どんな待ち方をしているのかー。
これを知らないと5割増の写真を貼ろうが、どんな立派な面接を受けようが、見込みはない。
なんだかんだ、こころがふさぐ中、さっそくその見込みをつけてみよう!
ところで、これは昨日アップしたYouTube「愛し方でキマル就活力」の補足記事てある。10数分で語れることはたかが知れてるので、これをカバーしておきたい。
企業が面接で聞きたいポイント
- うつらないことからうつさないために何をして、それがコロナ収束後あなたとどう密接に関係してくるか
- 幸福になることから不幸にならないことへの気づきを、どう密閉させた上で発信させていくか
- 不幸や不安の承認欲求を満たすSNSの密室化、これにとらわれない覚悟があなたをどう変えていくか
ここまでYouTubeで話した。それにしても三密にわざわざこじつけるのはよしてもらいたい。重要なポイントは赤マークのところだ。
まずは、No.1から。
私たちは、ゾウリムシにも劣る自己虫だ。というのも、ゾウリムシはバクテリアを食べて大きくなると、体をちぎって一匹から二匹になっていく。そしてこれらがそれぞれに大きくなると、細胞分裂して二匹が四匹 に倍々ゲームで増えていく。まるで新型コロナのようだ。こいつを水槽の中に一匹入れてお くと見る見るうちにいっぱいになり、やがて餌が足りなくる。これまたデマに翻弄されてスーパーに走り、わけのわからない争奪戦を見るかのよう。しかし、それもここまて。
ゾウリムシの世界には醜いいさかいは一切ない。ゾウリムシは餌を食べた後で排せつをするが、排せつ物の濃度をキャッ チするセンサーが体の中に内蔵されていて、環境での排せつ物濃度が一定レベ ルを超えると増殖を中止するというわけだ。
彼らはなんと、自分のことだけ考えて食べ続けるのではな く、ゾウリムシ社会の平和共存のために、みんなが一斉に食べるのをやめるというわけだ。そのうちバクテリアが十分に増えてくると、また食物を摂取しはじめ、 分裂を再開し、増えて広がっていく。
このようにゾウリムシ の本能は自己中心的ではなく、集団全体が益を受けるように働いている。
それに比べると私たちはなんと情けなや。新型コロナがにわかに流行したころは、自分がなんとかうつらないようにと考えていた。しかし、このウィルスが思った以上に強大だと分かると、「自分さえうつらなければいい」と街に出かけていた若者たちも、少しずつ自粛しはじめ、「うつらないからうつさない」にシフトチェンジ。
まず、このシフトチェンジによって何を学んだかがポイントになる。私たちは、今回のことで「咳エチケット」「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」の精神を学び、これがアフターコロナにどう生かしていきたいのかが問われている。収束すれば終わりというのではない。まだまだ終わりを見ないながらも、今回のことで何を学び、それが自分とどう密接に関わり、今後の人生や社会人としての自覚にどう活かしていくのか。
まずは、この視点が大切だ。次回は、この続きで「幸福になることから不幸にならないこと」について詳細する。
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