不幸にならない3つの法則
#今日の積み上げ
コロナ収束を見据えて、このダウンタイムをどう過ごすかー。
これは、何も思いもよらない事態に追い込まれている就活生、内定取り消し、リストラ組みに限ったことではない。
前回、企業が出す3つの条件に答えられる準備を誰もが持っていないと、パンデミック後の日本は世界に遅れを取ることになる。
前回の「うつらないからうつさない」へのシフトチェンジに続いて今日のお題はー
幸福になることから不幸にならないことへの気づきの発信
このパンデミックが起こる前は、誰もが幸福を追求し、しあわせになるための努力は惜しまなかった。しかしたとえ、このコロナパニックが収束したとしても、もう元には戻れない。
ダウンした経済を再び上昇させていくには、一度落とした信用を取り戻すくらい大変だ。誰もが過ごしたことのないこれほど長く、うっとおしい春休み後の子供たち。遅れた勉強を取り戻すには、もしかしたら夏休み返上ということになりかねない。誰もが踏んだり蹴ったりの中、どうオチタ心を復興させるのか。
「幸せそうな人」ってどんな人だと思う?
その幸福感は、人によって違う。お金があるだけで満足できる人もいれば、お腹がいっぱいで幸せと思える人もいる。しかし、どれも長続きするものではない。
客船の仕事をしているときに、世界一周中に「セレブうつ」が今回のコロナのように蔓延したことがあった。客船というのは、まさしく幸福感の宝庫。
朝から夢のような海の眺めと豪華な食事とパーティー。どこをとっても退屈な瞬間はない。ところが、それが毎日これが当たり前のように続くと、あれだけ楽しくエキサイティングだったのがフツーの気持ちになってしまう。っていうか、これ以上の贅沢はないのに、時にむなしさを感じるという。
この詳しい経緯は、拙著参照。
こちらは、セレブになったことがないのでさっはだが、確かに「贅沢がむなしい」というのはわかるような気がする。私は、この世界一周クルーズを2度オペレートしたが、2度ともこのセレブウィルスの蔓延見た。このウィルスは長期クルーズに限って出没する。
社会科学者アーサー・C・ブルックは、
幸せな4つのポートフォリオを挙げている。
- 信頼関係が築けている
- 家族との関係が築けている
- コミュニティ(地域交流)への参加
- 人の役に立つ喜び(自己有用性)
それが「ポートフォリオ」ということだから、上記の四つが完璧というより、少しずつ混ざり合ってうまく調和が取れている世界観を言うのだろう。しかし、これだけ世界をおもちゃ箱のようにひっくり返されたら、当然コロナうつなんかも出てくるだろうし、目の前にやってくることは嫌なことばかり。調和なんて取れるのだろうか。
また、ハーバード大学の心理学者マット・キリングワースは、幸福感を計るアプリを開発し、これを使って80か国、1万5千人から集めた幸福感データによるとー
「目の前のことに集中している時、人の幸福度は大幅に高くなるが、気が散ると低くなる」
つまり、「目の前の小さなことに幸福感を感じる」ということだ。ここに、冒頭に挙げた「不幸にならないことへの気づき」があるような気がする。
- 人と比較しない
- 目の前の小さなことに目を向ける
- ウィットで交わすセンスを養う
これで気づいたことはないか。
不幸にならないために、この3点だけでも実践したら、世界が平和になるような気がする。
つまり、不幸にならないための気づきは、平和になるための法則ということになる。
もはやそれは、幸福とか不幸とか言っている場合ではない世界観だ。
どうだろうか。就活生、内定取り消し、リストラに遭った人たちばかりでなく、共にこのコロナ旋風に巻き込まれ、何らかの無理難題、理不尽な状況に追い込まれている読者諸氏。
この不幸にならない3つのことを実践して、幸福とか不幸とかじゃなくて、近隣または世界を平和にしてみないか?
でも、日本人にはこの「ウィット」難しいか。
それはまた、次回。#ブログ初心者