リモートde急増する騒音ストレス
ここのところ、カウンセリングの相談が急増しているのが「騒音トラブル」。
リモートワークにするようになって、これまで気にならなかった音が気になるようになり、睡眠不足に悩まされている。
飛行機、車、電車、工事やメンテナンスの音、今や子供の数を超えたといわれるペットの鳴き声、電話の音や電話での会話の音、楽器の音、ドアの音、生活家電の微弱音、上の階で子供が走り、大人が歩く音、
生活時間もまちまちで、ライフスタイルも多様化生活し、隣近所の生活リズムはもはやコントロールのはるか向こう。
私たちは、日常の不快なストレスを我慢すればするほど、それが堰を切るともう止まらない。相手に対するストレスを一気に爆発してしまう。ましてそれが、顔が見えない相手となれば、ともすると過激な感情や事件に繋がってしまうことだってある。
つい先日も大阪で女子大生が騒音トラブルと思われる事件で、下に住んでいる男に殺された。殺した男も部屋に火をつけて焼死するという、常軌を逸した事件。
この女子大生が住んでいたというマンションは築26年ながら駅近で1K、3.2万という安さだったという。あるいは安さだけで選んだとしたら、あまりにもせつない。
これらの対策について、近々具体的にYouTubeにUPしたいと思っている。
コミュニケーションを図る
ゾーンに入る 含.物理的に対応
幸福ホルモンを増やす
52ヘルツの孤独
一般のクジラが鳴く周波数よりはるかに高い周波数で鳴く世界で唯一の個体のクジラを称して「52ヘルツクジラ」という。「世界で最も孤独なクジラ」とされている。
かくいう私にも思い当たる節がある。幼い頃から、みんなと違う周波数で話していたのかもしれない。いつも浮いてた外れてた。演出家という職業を選んだのも、それが理由の一つだったかもしれない。そこには浮いた人たちばかりがいた。
2021年第18回本屋大賞に輝いた「52ヘルツのクジラたち」(町田そのこ著)は、家族から虐げられ、恋人の暴力にも苦しむ主人公の女性が、家族の元を離れて移り住んだ田舎町で、虐待を受けている少年と出会い、孤独者同士、しだいに自分を取り戻していく物語です。
孤独、弱さ、悲しみ、後悔・・・。生きることに苦しんでいる人たちのこころに響く52ヘルツ。その鳴(泣)き声は、あまりにも高くて周りの人々には届かないが、孤独者同士だと響き合う。「大丈夫、心配ない。そのままのあなたでいいんです」。
アダルトチルドレン
きょうから「まん延防止法」が実施される。いかにも中途半端な愚策でますます長引くコロナ。就活、転職、起業などの相談に乗る中で、「おや?」と思うときがある。
ACと言われる「アダルトチルドレン」的な、傾向を持つ若者が意外と多いことに気づかされる。ちなみに、アダルトチルドレンとは「大人になれきれていない大人」のことではない。
1.しがみつき
アダルト・チルドレンとは、「安全な場所」として機能しない家族、つまり子どもにとってトラウマ(心的外傷)が継続的に生じてしまう家族の中で育った人々のこと
キーワードは、「しがみつき」
小さい頃には、誰もが「愛着行動」を取るものだが、誰もそれに応える「愛育行動」を取ってもらえなかったことが大きな原因。
なので、大人になっても他人にしがみつく「愛着行動」をとりつづけてしまう。
しかし、そうしながらもその人を信頼できるわけではないので、しつこくなる。
いくらしつこくしても喪失感は埋まらない。
幼い頃、親からの愛情を受けることなく育った人は、こうした説明のつかない苦悩にぶち当たっている場合が多い。
この不遇の連鎖は止まらず、人の評価を常に気にするなど、なかなか自信が持てない状態が続く。
その他の傾向としてはー
①周囲が期待しているように振舞おうとする。
②ノーが言えない。
③しがみつきと愛情を混同する。
④楽しめない、遊べない。
⑤フリをする。
⑥自己処罰をする癖が強い
⑦他人に本来の自分を知られることを怖れ、恥じる。
⑧他人に承認されることを渇望し、淋しがる。
⑨何もしない完璧主義者である。
⑩変化を嫌う。
⑪被害妄想に陥りやすい。
⑫表情に乏しい
こうした傾向は、多かれ少なかれ誰にでもある。
◆ 対 策
心理学用語に「ストレングスブラインドネス(強みの無知)」というのがある。
人と比較するあまり、自らの強みに気づかない。人と比較すればするほどキリがないのはわかっている。どこまで行っても上には上がいる。
2.目立たない強み
強みを見つけるには、自分の弱点に着眼することが早道。
つまり、ふだん役に立っていないと思えることや関心を持てない、あるいはやりたいと思ってないところに目を向ける。
* 自分ではピンときていないけど、人に褒められること
* 人には大変そうだが、自分はストレスを感じないこと
身体の中の器官でいうと、例えば足の小指ってふだん意識していないけど、ないと身体のバランスが取れない。
心臓、胃腸は日々大活躍しているけど、目立たない器官だからといって必要ない、という器官はない。
ーということは、目立たないが強みになる。これは目立たないだけに、一度築いたキズナを大切にできる人。あるいは、隠密行動が得意。スパイ向き⁉︎
なぜたまごなの?
今日はイースター。
そもそもイースターってなんなの?
1. イエス・キリストが処刑された3日後に復活したことを祝うお祭り。日本では「復活祭」と呼ばれている
2. 春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」をイースターとしている
3.ひなが卵の殻から出てくる姿は、生命誕生や命そのものを連想するということで、イースターエッグが用いられるようになった。これを一度処刑された後に復活したイエス・キリストと重ねて合わせている。
欧米では、春の訪れを祝うイースターとして多くの人がイースター休暇を楽しむ。日本で言えばゴールデンウィークだ。今年は、コロナの変異種ミュータントのおかげでどうなるのかわからないが、そもそもそのルーツはイスラエルにある。
イースターは、イスラエルの三代祭りの一つで、過越の祭り(ペサハ)にあたる。今年は、3/28〜4/4がこれにあたる。
(2)「七週の祭り」聖霊の降臨によって教会が誕生したことで実現
(3) 「仮庵の祭り」はいまだ実現していない。イエスの再臨が啓示されている
過越の祭りに由来するイースターは、本来、出エジプトの前夜に神がエジプトの長子(初子)を打ってエジプトをさばかれたとき、イスラエルの民は神から命じられたとおり、犠牲の子羊の血を家の入り口の柱とかもいに塗ることで神のさばきが見過ごされたことで、「過越の祭り」と言われた。
イスラエルの民はこれを主への祭りとして祝い、代々守るべき永遠のおきてとして祝うよう制定された。
これはやがて神の御子イエスご自身か小羊となって死なれ、その血によって神のさばきを免れることができるという贖罪の「型」として示されたもの。
イエスの十字架の死による贖いと初穂としての復活を記念して、それにあずかる者たちが神の民としてふさわしく生きることを目指した聖なる集会(聖会)を意味する、というわけだ。
となると、ゲルマンの春の女神Esteraに由来するEaster。語源から見るとキリストの復活とはおよそ関係ないところで騒がれていることになる。キリストの復活という一大事が、たまご程度のことに変わってしまった。
こうして本来の姿が形骸化していくのが世の常かー。
心の健康診断
コロナばかりに気を取られているうちに、気づけば心が病んでいる。ちょっと心のお熱を測ってみませんか?
1.思い込みが強くないか
2.自分に期待できるものがあるか
3.声のボリュームや音程はあなたに合ってい
るか
4.相手の身になって話すことはあるか
5.上手に喧嘩できているか
6.実りある退屈を楽しめるか
7.価値があると思っているものがあるか
8.朝起きたときの自分に来たできるか
9.SNSへの依存度は高くないか
10.果たすべき役割を理解できているか
☆測定の目安
平熱 ✖が0~3 問題なし
微熱 ✖が4~5 1日1.5時間携帯を手離そ
う。
中熱 ✖が6~7 要.休息。自分がいなければ仕事が回らないという幻想をキッパリ捨てよう。
高熱 ✖が8~10 往診します😱
IQよりもEQ
ーとよく言われたものだが。
コロナ禍で「生きづらさ」を感じている人が激増し、またもやこのEQが脚光を浴び始めている。
「生きがい」は一時的に見つけられても、「生きる目的」にまでなかなか漕ぎ着けない。これが切ない。なぜなら、「生きる目的」とは、いのちの根源に関わるものだからだ。それは魂までも揺るがす大きな力となる。
1887年3月3日、初めてアン・サリヴァンがヘレンケラーの家を訪ねた日。これをヘレンは後に、「私の魂の誕生日」と振り返る。
この日を機に、ヘレンは多くの格闘の日々をサリヴァンの全身全霊を傾けた指導の元、三重苦を乗り越え、生きる意味を「生きる目的」を自らの手にしていく。
(ヘレンケラーの生家)
もし、この「生きがい」と「生きる目的」を同じように考えているとしたら、そのごちゃごちゃ感が生きづらさにも結びついてしまう。
この生きづらさを根本的に解放してくれるのが、心の知能指数となるEQである。仕事の働きぶりは、IQ、人格、教育、経験、実績に左右されがちだが、58%はEQに影響されている。EQを育てるために、どうしても心のダークサイドと向き合う必要がある。心のダークサイドとは例えばー
- 人の成功を妬んだり、羨んだりすることがある
- その時の環境によって、後で後悔するようなことを言ってしまう
- 自分に都合の悪いことが話題になると、それを無視する
- 周囲の目が気になって、本音を言えないことがある
- 不安を忙しさで誤魔化そうとする
ーなどである。
こうした感情と向き合うには、起きた感情に名前をつけるといいということが、神経科学者によって分析されている。こうした感情は、もとより脳の細胞によって生ずるもので、この細胞に名前を付けると強力な力を発揮し始めるというのだから驚きだ。どんなシャイな人でも名前を間違えられると、嫌な顔をしたり、その時だけ積極的に訂正する姿をよく見る。これは、細胞が名前に強く反応するからだ。
感情への名前の付け方
怒り、恐れ、悲しみ、痛みに対してー
1.私は何を感じ、その感情をどう思っているか
2.体のどこにストレスを感じているか(肩、
首、胃など)
3.それは私に何を教えようとしているのか
このネタを、昨日で配信100回目を迎えたYouTubeにあげたいと思っている。どうぞお楽しみに!
ひな祭りにジェンダーレス
来る3月8日〜14日まで「国際女性デー」。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/国際女性デー
オリパラ会長のM何某氏の時代錯誤も甚だしいお粗末な発言のおかげで、にわかにジェンダーについての議論がかしましくなった。
私も、その恩恵を受けてジェンダーレスの講演を依頼された。
それで、テーマを「ジェンダリング」にしてみた。要するに、男女脳のミキシングによるいいとこ取り。いちいち言われなくても、脳はとっくにジェンダーレスなのだ。
まず、読者諸氏が男脳か女脳か。
こればかりは、男性だから男脳、女性だから女脳とは限らない。
『薬指』が『人差し指』より長い人、『人差し指』が『薬指』より長い人、あるいは、どちらも同じくらいの長さの人ー、ジェンダーを超えてさまざま。
『薬指』が『人差し指』より長い人は、男脳
『人差し指』が『薬指』より長い人は、女脳
まったく同じの人は、Xジェンダー
この判別方法は『二本指の法則』と呼ばれており、1988年ジョン・マニングというイギリスの心理学者を中心に研究されているもの。
その裏付けは、胎児の時に浴びる男性ホルモン、テストステロンの濃度によって指の長さが決まるというわけ。
薬指の成長は男性ホルモン、人差し指は女性ホルモンの影響を受け,テストステロンをたくさん浴びた人は人差し指より薬指が長いとされている。
男女脳の大きな違いは、左右脳をつなげる「脳梁」の太さ。
これによる一般的特徴としてはー
男性脳は、脳梁が細いため一点集中型
女性脳は、脳梁が太いためマルチ型
男性は一つのことをしだすと他に目もくれず一目さんにゴールに向かう。
何が嫌いってゴールが見えない話しは大嫌い。
一方女性は、「〜をしながら〜をする」いわばながら族。その分、共感力も強い上、ゴールが見えないまま、いつまでも話し続けることができる。いわゆるトークのウィンドーショッピング状態。一番実力を発揮するのは電話の切りぎわ。脳梁が力を発揮して脳が思い切りよく回り出すセレンディピティ。見事なまでに切れそうで切れない。
そんな男性脳と女性脳の長短をカバーするには、どうすれば良いか。
ここから噂の「ジェンダリング」。
1.右目で15秒景色Aを観察
2.左目で15秒景色Bを観察
3.目を閉じて、景色A→Bの順で思い出す
景色AとBの間に時差があっても良い。
右目で見たものは左脳に流れ、左目で見たものは右脳へ。これを交差ルールという。
支配脳は左脳なので、必ず右目から始める。
これを電車に乗っているスキマ時間などに毎日行うと良い。
その他、ブランコに乗ることで左右脳のバランスを取ったり、5分間ドリルのを計算問題をやって左脳を鍛えたり、大人の塗り絵をやって右脳を鍛えたり、ふだんから心がけていると効果がさらに上がる。
これでどういう特徴が発揮できるのかー
1.表現力豊かな分、ときに情緒的になりやすい
女性脳を、理論的な男性脳でカバーする
2.自己完結型でスッキリ終わりがちな男性脳
を、電話の切りぎわに強い女性脳でカバー
し、オシの強さを発揮する
3.空間把握力によるスケールの大きさを発揮す
る男性脳で、小さくきれいにまとめようとす
る女性脳をカバーする
もとより、Xジェンダーの方はこうしたミキシングできている可能性があるが、さらに鍛えることで抜きん出た力を発揮できる。