HPUTC’s diary

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アダルトチルドレン

きょうから「まん延防止法」が実施される。いかにも中途半端な愚策でますます長引くコロナ。就活、転職、起業などの相談に乗る中で、「おや?」と思うときがある。
ACと言われる「アダルトチルドレン」的な、傾向を持つ若者が意外と多いことに気づかされる。ちなみに、アダルトチルドレンとは「大人になれきれていない大人」のことではない。

 

1.しがみつき

 

アダルト・チルドレンとは、「安全な場所」として機能しない家族、つまり子どもにとってトラウマ(心的外傷)が継続的に生じてしまう家族の中で育った人々のこと

 

キーワードは、「しがみつき」

 

小さい頃には、誰もが「愛着行動」を取るものだが、誰もそれに応える「愛育行動」を取ってもらえなかったことが大きな原因。
なので、大人になっても他人にしがみつく「愛着行動」をとりつづけてしまう。
しかし、そうしながらもその人を信頼できるわけではないので、しつこくなる。
いくらしつこくしても喪失感は埋まらない。

 

幼い頃、親からの愛情を受けることなく育った人は、こうした説明のつかない苦悩にぶち当たっている場合が多い。
この不遇の連鎖は止まらず、人の評価を常に気にするなど、なかなか自信が持てない状態が続く。

 

その他の傾向としてはー

①周囲が期待しているように振舞おうとする。
②ノーが言えない。
③しがみつきと愛情を混同する。
④楽しめない、遊べない。
⑤フリをする。
⑥自己処罰をする癖が強い
⑦他人に本来の自分を知られることを怖れ、恥じる。
⑧他人に承認されることを渇望し、淋しがる。
⑨何もしない完璧主義者である。
⑩変化を嫌う。
⑪被害妄想に陥りやすい。
⑫表情に乏しい

こうした傾向は、多かれ少なかれ誰にでもある。 

 

◆ 対 策

 

心理学用語に「ストレングスブラインドネス(強みの無知)」というのがある。
人と比較するあまり、自らの強みに気づかない。人と比較すればするほどキリがないのはわかっている。どこまで行っても上には上がいる。

 

2.目立たない強み

 

強みを見つけるには、自分の弱点に着眼することが早道。
つまり、ふだん役に立っていないと思えることや関心を持てない、あるいはやりたいと思ってないところに目を向ける。

 

* 自分ではピンときていないけど、人に褒められること
* 人には大変そうだが、自分はストレスを感じないこと

 

身体の中の器官でいうと、例えば足の小指ってふだん意識していないけど、ないと身体のバランスが取れない。
心臓、胃腸は日々大活躍しているけど、目立たない器官だからといって必要ない、という器官はない。

 

ーということは、目立たないが強みになる。これは目立たないだけに、一度築いたキズナを大切にできる人。あるいは、隠密行動が得意。スパイ向き⁉︎