本当に「緊急」の時に😱
先日、5歳の孫がコップを倒してジュースをテーブルにぶちまけてしまった。思わず固まってしまった孫に、私が「これは緊急事態だぞ」と笑みをこぼしながら声をかけると、「えっ、緊急ってそんなに大変なことなの?」と返してきた。
このやりとり意味がわからない。
緊急という言葉を使いながら、私は笑みをこぼすし、5歳の孫は楽しみにしていた大切なジュースを失った、コトの重大さにフリーズしている。孫の気持ちを通訳すれば、「私が大変なことになったと思っているのに、緊急とはなにごと?」ということになる。
つまり「緊急」という言葉は、「それほど大したことない状態」を示すもの、というのがたった5歳の子供の実感らしい。
私も笑みをこぼしながら「緊急」という言葉を使ったのが悪いのかもしれないが、今やそれほどに「緊急」という言葉に深刻さがない。
それならほんとに「緊急」の時には、どういう言葉を使えば良いのか。
エンジントラブルなど命のエマージェンシー状態に陥ったパイロットが「メーデー、メーデー、メーデー!」と3 回叫ぶシーンを映画などで観たものだが、実はこのコロナ禍。誰もがそう叫びたい気分ではある。
しかし、何度もゆる〜い感じの「緊急事態宣言」が出され、それが伸びたり縮んだりしているうちに、何が「緊急」なのかわからなくなってしまった。
この5歳の孫は、本当な緊急のとき、なんと言うのだろう。かなり心配になった😱