HPUTC’s diary

想定外のパンデミック。滞る就活、内定取消し、リストラ。このピンチをチャンスに変える人間力UP養成講座開設中!

あなたは何者?

なんていうかな、ほら。
あー、生まれてきて良かったなって
思うことがあるだろう?
そのために人間、生きてんじゃねえのか?

わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んで “フーテンの寅” と発します。

観たことありますか?
フーテンの寅さんのことばです。


あなたは、生まれてきて良かったなって
思うことはどんな時ですか?

 

赦しのちから

 

「赦しのちから」という映画を観てきました。15歳のハンナは、盗み癖のある暗い影を持った少女。母親はハンナを産むと間も無く亡くなり、父親はクスリ漬けでハンナが生まれた時にはもういなかった。祖母に育てられながら、唯一、好きなことは走ることだった。

 

それでもなんのために走るのか、よくわからないまま、人のものを盗んでは追いかけられるので走る、それくらいしか走る動機を見つけられなかった。

そんな彼女が高校でクロスカントリー部に入る。ここで優勝を狙える強豪バスケのコーチ、ジョン・ハリソンと出会うことになる。
ジョンは優勝を狙えるバスケチームのコーチとして、やりがい、生きがいを感じていたというのに、町工場閉鎖のため優秀な戦力を一人二人と失い、やがてバスケ部廃部へと追い込まれる。

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その代わりに部員一人しかいないクロスカントリーのコーチという貧乏クジを引き、やり場のないグチと不満の中、そのストレスで同じ高校教師の妻と喧嘩になる。

そんな中、喘息持ちながらも走る以外に目的を見出せないハンナの姿に触発され、これをサポートする妻、廃部になり落胆するバスケ部エースの長男、両親思いの次男と、しだいにハンナをサポートすることに打ち込み始める。

そのハンナが死んだと祖母から聞かされていた父親の存在を知るが、捨てられ惨めな思いで育ったこともあり、憎しみこそあれ赦すことができない。
そんな中で、プリシラ・ハイラー演じる校長やコーチ家族の愛を受け、ハンナは神の愛を知ることになる。

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身体の底から神からの愛が湧き上がり、そこから生きる意味見出していくというストーリー。
ハンナのクロスカントリー、初めての大会ではほぼビリ、しだいに成績を上げても10位以内に入れない中、州の大きな大会に出場することになる。さて、その結果は…。

ハンナは、父を赦すことができたのだろうか。

これを書くとネタバレになるので、是非映画館へ。

 

全米公開週末ランキング初登場3位を記録するという話題作。原題は「Overcomer」困難を乗り越え克服する人ー

 

ちなみに、「赦し」と「許し」はどう違う?

前者は、利害関係を伴わない代償を求めないゆるし。後者は、利害関係が伴う。「これをやるから、その代わりに〜」。

 

この映画は、「誰からも評価されず自分で自分が嫌になった時に観たい最高の映画」という触れ込みがあります。