HPUTC’s diary

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#レジ袋

先日、孫の宿題を手伝っていて、ゴミの仕分けから環境問題と話が広がっていった。それは地球汚染にまで広がり、けっこう夢中になった。気づけばとっくに孫は遊びに行っていたのだが…。

 

で、#レジ袋


うっかり手ぶらで買い物をして「袋入れますか?」と聞かれて「そうだった」とようやく気づく。ほんの数円と分かっていてもなんか悔しいので「いらない」と言ってしまう。

あんなに孫とレジ袋、学んだのにいざとなると何も分かっていない。

その代わり、「散歩ついでについ」というのがなくなった。

 

では、レジ袋を減らしていくとどうなるのかと言うと、全体の4-5%しか貢献できていない。
ペットボトルとかも減らしていかないと話にならない。

 

プラスチックの総生産量は、横浜ランドマークタワー732個分とかで、このままいけば海中に投棄されるプラスチックは、30年後にはなんと8億トンと推定される魚の量を超えるという。

 

環境中に存在する微小なプラスチック粒子、つまりマイクロプラスチックは、海洋環境における問題ばかりではない

 

見た目に美しい樹氷。大気汚染専門である福岡工業大の永淵教授の調査によると、この樹氷を採取した溶液を濾過すると、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンなどのプラスチックが1リットル当たりに数万個も検出されたという。

 

これは、中国をはじめとする東南アジアのプラスチック汚染が偏西風に乗ってやってくる他、
海中投棄されたプラスチックが上昇気流に乗って大気中に巻き上げられていき、空気中に漂う微細な物質も共に凍りついてしまう。

 

また、最も高い汚染率を示すのは東京新宿で、フランスパリの5倍ほど。
これが肺の奥まで入ってしまうと、アスベストのような作用をして発がん物質となっていったり、子供の性的成長に害を与える。

 

ドイツのポツダムでは、量り売りを徹底している。消費者は、容器持参して買い物へ。
そう言えば、私の子供時代も味噌、醤油、氷などは量り売りだった。
牛乳も瓶で飲んだら牛乳箱に入れておくと回収してくれた。

ドイツの小学校では、牛乳と酢を混ぜてプラスチックの代わりになる合成板を作る実験などをしている。これにより、マイクロプラスチックの影響を教えて、学んだことを手紙に書いてプラスチックを使わないようにと、家族に送る。子供から、勉強を通して警告されるとイチコロだ。

私も、長男が小2の頃に「パパは家族をタバコで殺そうとしている」という作文を読んで禁煙したものだ。これは、煙草撲滅の映画の感想文だった。かく言う彼は、やがてヘビースモーカーとなり、自分の力ではやめられず、生まれてきた我が子のために禁煙内科のお世話になった。

 

プラスチックは、私たち人間の生活を確かに便利にしたものの、地球の自然体系を大きく壊し、そのツケがガンとなって私たちの体内を侵し、子供たちの発育にまで影響を及ぼしている。

私たちは、便利を貪ることで、地球を食い尽くしてきた。それでようやく動き始めたと思ったら、わずかにレジ袋の倹約。
そして、世界中がコロナウィルスに取り巻かれている。
これな対する対策はといえば、手洗い、うがいにマスク。いかにもアナログ。いかにも昭和。

父が生前よく、「今の世の中ユルフンだ」と言っていた。今風に言えば、ゆるふわ⁉︎

どうやら髪型のことのようだが、要するにユルフンだ。

みんながもっと当事者意識を持って、気を引き締めないと、ウィルスをやっつける前に夏バテしてしまう。