緊急#熱中症リポート

人間の身体は、約60%が水分
筋肉や脳は約75%が水分
血液の82%
骨の25%も水分
1日に必要な水分 2.4L
日中に疲労感を感じる1番の原因は水分不足。
喉が渇いているのに、それを空腹と勘違いしてしまう。

喉が乾くと世界が変わる

アフリカの砂漠地帯。
喉が乾くと世界が変わる。
ぐっと視界が狭くなり、奥行きを失う。
乾ききった脳が本能的に水を求める。

この砂漠のどこかに水がありそうなところがないか、脳の指令を受けた目が異常に感度を上げ、砂の一粒まで見逃さない。

ダナキル砂漠、ここは地球上で最も気温が高い地域。夏は50度を超え、冬でも40度になる。
いのちに関わるこんなことわざがある。

「道に迷って喉が渇いた時は、日差しの下を歩
　け」

これがエチオピアの最強の部族、遊牧民アファール族のことわざ。日差しの下で英雄を気取るわけではない。
暑くて意識が朦朧としてきたとしても、なお日差しの下を歩いていれば、必ず誰かが見つけてくれるという。
普通なら日陰を歩きたくなるが、その逆をすることでいのちの危険を知らせる。

水さえあれば

8時間のデスクワークをしたとして、約480mlの水分がその間失われていく。
9時間飛行機に乗ると約620ml、お風呂に10分間入れば約500ml、睡眠で約350mlの水分がなくなる。

人間が一日に必要とする水分量は、体重の約55～60％
新生児で80%
成人 60ー70%
老人50-60%

体重に2/3もしくは67%を掛け合わせた量が、1日に必要な水の量。

少なくとも2リットル〜3リットルは水分を補給しなければならない。
人は、水なしでも2-3日は持つという。
しかし、水さえあれば2-3週間は大丈夫。

それだけではなく、1日コップ8～10杯の水を飲むことで、腰痛や関節痛の患者の80%の症状が和らぐ他、1日コップ5杯の水の摂取で一部のガンの発症リスクが低減されるという。

その低減率は、大腸ガン45%、乳ガン79%、膀胱ガン50%ということ。

水、侮るべからず。