オオカミが来たぞ!
人が生きるための最も基本的なニーズは「生存と防衛の保障」にある。人はこの保障のために生き、そして働く。っていうか、少なくともこれが守られているから、安心して生き、働くことにも専念できる。
それがどんな戦場下だろうと、この人の指揮の元ならばいのちを預けることができる。この確信がなければ、誰も従おうと思わないし、その意識も高まらない。
安倍政権は、現状があたかも有事であるかのように煽っておいて、それにいかにも対処したかのように演出するのがうまかった。その繰り返しに辟易していた頃、ホントの有事が来襲すると、安倍さんがたまらずアベノマスクを持って逃げ出した。
安倍さんが敷いたレールをなんとかやりくりすればと思っていたガースーさん。それはもとよりオモチャのレールだったことをうっかり忘れて走り出したものだ。
退屈まぎれに「オオカミが来た」とウソをついて有事を装ったヒツジ飼いの男の子。それにあわてふためく村人たちをみて楽しんでいたが、いざホントにオオカミが襲ってきた時には誰も助けなかった。
内閣支持率の急下降、この程度で収まっているだけありがたく思って欲しい。こちらは、オオカミことコロナ対応の自衛に大忙しなのだ。
「ワクチンさえできれば」国民の意識も変わると思っているのだろうが、それほど国民は甘くない。