幸運はゴリラと共にやってくる
「あの人は持っている」とは、運がいい人のことを言う。それもただ運がいいだけではなく、逆境の中で運をつかめる人。
コロナという不運を世界中が抱えた中で、持っている人と持ってない人が自ずと別れていく。
運がいいか、悪いかを科学的に分析した心理学者リチャード・ワイズマン博士。運のいい人になるための4つの法則を科学的に分析している。
その著書「運のいい人にはワケがある!運を鍛える《ゴリラ》の法則」。
原題はー「Did You Spot the Gorilla ?」
ゴリラに気づきましたか?
博士がある実験を試みた。
被験者たちに、バスケットボールの試合が録画されている30秒のビデオを見せ、彼らに片方のチームが何度ボールをパスしたかを数えるようにという課題が与えた。
この試合中にゴリラの縫いぐるみを着た人がコートの中を走り、カメラの前に立っておどけてみせるのだが、これは被験者には秘密にしておく。
その実験の結果、驚くべきことがわかった。
ゴリラが登場したことに気づいたのは、ほんの少数の人だけ。ほとんどの被験者が、パスの回数を数えることだけに神経を集中させていたために、ゴリラのことは完全に見逃していた。
ワイズマン博士によると、ほとんどの人が人生をこのように生きているという。
つまり、ほとんどの人が「ゴリラの姿をして目の前に現われる好機」を見逃しているということだ。ここに目の前にある課題だけに熱中し、心を奪われていると、他のものを見る余裕がなくなるという教訓が隠されている。
ルツは、自分に与えられた受け入れがたい境遇を前向きに捉え、これを受け入れることで、視野を広く持つことができた。
状況を「どうして私だけがこんな目に〜」と状況を否定的に捉え、そのことばかり考えていると自ずと視野は狭くなる。
ましてや、人生における「好機」。「ゴリラ」のような姿であからさまに登場するわけではない。あからさまに登場するゴリラさえ見逃す私たち。
ここでワイズマン博士が提唱した「持っている人」になるための4つの法則をまとめるとー
1.チャンスを最大限に広げる
人脈が広く外交的な人
パーティ、コミュニティ参加型
2.虫の知らせを聞き逃さない
これは直感に直感に従えるか疑り深いか
「幸運とは自分で作り出すもの」
3.幸運を期待できる
常に前向きであること。朝起きた時に「今日
の自分に期待できるか」がポイント。
4.不運を幸運に変える
逆境をともかく受け入れる。これが脳の機能
であるセレンディピティを働かせる。
セレンディピティとはー
①思わぬ時に思わぬことが起こったその瞬間に新しい発見をする能力
②何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力
③絶望的なことが起きた時に、それをこれ以上ない幸福な世界へと導く能力
苦痛、失敗、病気(コロナ)、挫折、自信喪失などに対して、「どうして私が、なぜ〜」とネガティブにならず、その状況、境遇を1️⃣受け入れる。そしてさらにー
2️⃣行動のパターンを変える
3️⃣考え方のパターンを変える
これであなたも「持っている」。
Ride on the airflow❗️