クロノスとカイロスのミキシング
オンラインの就活に慣れはじめて、移動時間がないことが当たり前になり、スケジュールをびっし り詰め込んでしまう学⽣が多くなっている。
スケジュール管理
朝から晩まで⽇々のタスクをこなすのに⼀⽣懸命で、あまりの忙しさに「休息をとること」をアド バイスするほど。
それほど真剣に⽣きることって⼀⽣に何回あるだろうか。 企業に働かされて過労死に⾄るというケースは稀にあっても、このコロナ禍、⾃らの意志で積極的 に取り組んで成⻑している学⽣たちもいる。 あなたのライバルの⽇常を覗き込むと、こんな感じだ。
1. 朝、その⽇にやるべきことをリストにし、その⽇のうちに消化する
2.⼼と体の健康状態を確認し、休憩(リラックス)タイムや寝る時間も決めておく
3.選考などの「実践の場」を、あらかじめスケジュールに記⼊しておく (いつまでに何をやるのかを明確にする)
忙しい中でも、成果を出す学⽣はこの 3 点がフツーにできている。多くの学生がこのくらいのことはやっているのだけどどれもが中途半端になってしまう。
カイロスのとき
これをフツーにできるポイントは、同じ時間軸でもクロノスとカイロスを有効に使うことにある。
クロノスというのは 24 時間の物理的な時間。この時間だけを管理しようとすると、逆に時間に追 い回されることになる。
ここにいかにうまくカイロスを取り⼊れていくか。 カイロスというのは、クロノスとはまるで違う垂直的な時間軸のことで、クロノスからすればもの
ごとが堂々巡り、膠着しているかのようにしか思えない。あるいは、例えば 60 分がものの数分に しか感じない時もある。
このカイロスという垂直的時間軸に⼊ると、発想も垂直的発想になってオリジナリティを発揮でき るという話を、13 回⽬あたりで配信してます。
つまり、このカイロスのときをいかに上⼿に取り込むか、にあなたの⼈⽣そのものがかかっている かといっても過⾔ではない。
あなたのライバルが毎⽇最低限やっている3つのうち、 2 つ⽬には休憩と睡眠の時間がきちんと組み込まれていた。 あなたの運命の境⽬は、この休憩にいかにカイロスに持ち込むかにある。
これは、特に⼥性が得意。
メイク、⾝⽀度、ショッピングをしている時はほぼカイロス全開状態。
男⼥関係なくネコも杓⼦も携帯は、どうか。 悪いけどこれは半開状態。 なぜなら、携帯は没頭する分だけ脳にはストレスにもなる。⼼のリフレッシュを伴わないのでアウ ト。
孫もタブレットの世界に⼊るとあっという間に「いってらっしゃい」状態。なかなか戻ってこない。 確かに没頭してゾーンには⼊っていくが、それがカイロスとはいえ、あまりやりすぎると脳にはス トレスになるので要注意。
要するに同じ没頭できるものでも、脳にストレスを与えないというのが条件。
それさえクリアできていれば、この時には、ものごとや考え⽅が最も熟成していくので、この時間 軸に潜り込んむことで、新しいアイデアや発想の転換、圧倒的な逆転⼒が出てくる。
なので、例えば休憩時間にあなたがそれを始めれば⼀瞬のうちに没頭できること、 ハマることを⽤意しておくことが望ましい。
「潜入ルポ!ライバルたちの私生活」vol.26より一部抜粋(6/13配信)
人間力増進講座vol.26