2秒#コロナ沈黙
迷路の中にエサを置くと、無駄にうろつくことなく、なんと最短ルートで⾒事にエサを探し当てる。 私の家の前の緑道は、外出⾃粛になってからむしろ⼈が多くなり、こちらは道を歩く始末。無駄に うろつくことのないのは、なんと単細胞⽣物である粘菌ヒサルムポリセハルム。
エサがなくなると固まって 2 年間は休眠できる。 コロナとの⻑期戦、私たちもこの単細胞⽣物、ヒサルムポリセハルムから学ばなければいけないも のがあるかもしれません。
コミュニケーションの⽬的
単細胞⽣物である粘菌ヒサルムポリセハルムは、知性を持ち、ある種のコミュニケーションを取り、 情報を共有しながら⽣命を⽣き抜く能⼒を持っている。 そう、ここでいう知性とはまさしく⽣命を⽣き抜く能⼒のこと。
私たちにとって、コミュニケーションはそれがなんだろうと、 いのちを躍動させる⼤きな⼒となるものです。
私たちにとって、コミュニケーションはいつから? ⺟親との⾚ちゃんのコミュニケーションの始まりはー
吸う→休む→ゆする→吸う→休む→ゆする
⼈間以外の動物は、エネルギー摂取に関して決して休むことはない。いわゆる⼀気飲み。
ところが⼈間の⾚ちゃんだけ、エネルギー摂取を犠牲にしてまでも、 コミュニケーションを図ろうとする。
「くちびるによるコミュニケーション」を最優先するようにプログラミングされている。
しかも、揺するのは⺟親の無意識で、世界中の⺟親がそうするそうです。
意識的に揺するのをやめると、揺さぶりをやめてから必ず 2 秒後に泣くかアーウーと声を上げる ⺟親が刺激を与えるのが 1 秒だと、幼児はとたんに声をあげる。
2秒の沈黙の壁
この 2 秒の「間」、いわゆる間合いは乳児の⽣命線 これが⼤⼈になると、2 秒の沈黙に変わる。
2 秒の沈黙で、⾃然と会話が⽌む。 これを⼈間⼒、コミュニケーション⼒を試される「2 秒の沈黙の壁」という。
幼児にとっての「間」が、大人になるとどうして「沈黙」に変わるのか。
間にはストレスがないが、沈黙には葛藤、不安、悩みごとなどのストレスが伴う。
幼児の時は、母親が揺すってくれるのでストレス(沈黙)には変わらないが、大人になると誰も揺すってくれないのでストレスに変わってしまう。
それも2秒毎にだ。
その上に、本⾳と建前がビミョーに⼊り混じる⽇本社会。
本⾳をストレートに⾔うと、ほぼほぼはじかれていく。意思や感情をはっきりストレートに発信する欧⽶社会とは⼤きな違いが出てくる。
海外⽣活をある程度経験した⼈は、 ⽇本では⽣意気、無礼者扱いされ、⽩い⽬で⾒られやすい。
ここでストレスを溜めないようにするためには、母親の揺りかごの代わりにコミュニケーションの本来の⽬的を正しく理解しておく必要がある。
あなたにとって、コミュニケーションの⽬的は何ですか?
それはー
互いの相違を−
認め合い
信じ合い
理解し合い
協調し合い
尊重し合い
助け合い
ゆるし合う。
この 7 つのステップをすべて踏まないと、コミュニケーションは成り⽴たない。
単純に⾺が合わない、話しにくい、価値観が合わないという⼀⽅的な理由で、 コミュニケーションをやめてしまったり、別れてしまうと、それはもはや「永遠の沈黙」になってしまう。
もしそんな理由で疎遠になったり、別れてしまった⼈がいたら、 あるいは元カレ、元カノとやり直した⽅が良いかもしれない。
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5/14 公開より