ヘビメタ美人
コロナによるストレスで心身症になる人が急増している。これにより、胃潰瘍、リウマチ、ジンマシン、気管支喘息、偏頭痛などになる。その上にマスクではまさしく泣きっ面に蜂。
偏頭痛の原因は医学的にもわかっていないが、なぜかヘビメタを聴くと偏頭痛まですっ飛んでいくという。血管が収縮するからだそうだ。この血管の収縮による効能がまた、美人をもたらすという。まさに一石二鳥のショック療法だ。
ストレスによる不安に苛まれた心理学者フィリップ・ジンバルドーは、自分がひどく悲観的な未来志向型であり、現在を楽しむことができていないことに気づいた。
それで友人に意識も何もかも未来ではなく現在に向けることを意図した催眠法を試した。
すると現在がとても新鮮に見え、絵画の色使いや匂いにまで敏感になったという実験結果を発表した。ーとここまではいい。
ところが最近、これが全てヤラセであることを発表し、悪名を轟かせたというのだ。
スタンフォード大の名誉教授といえども、人間は、それほど不安に苛まれ、苛まれるあまり疲れ果てていく。彼もヘビメタに目覚めれば、悪名を轟かせることはなかったかもしれない。
ところで私は、ヘビメタが大の苦手である。なので、偏頭痛になったら寝込むしかない。