HPUTC’s diary

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暑気払いに脳をトラップ

「暑くない!」と脳にトラップをかければ涼しくなる⁉︎ いかにもあやしいけどそのウソホント?

 

脳の特性

 

脳は 24 時間起きている。 お酒を飲んで爆睡している⼈、これはただの「気絶」。

まず脳の特性と猛暑を同期させてみよう。

 

1. 脳は知っていることは覚えようとしない

 

⼀度⾒た⼈の顔を⼆度⽬はよく⾒ない。

ところが、知らない⼈や知らないことには積極的になる。

つまり、「いつもの暑い夏がやってきた」と単純に受け入れては、そのまま夏バテするだけ。

 

2. 脳の記憶法は失敗駆動型

 

失敗しないと駆動⼒が弱い。 失敗して初めて「これは重要」と判断する。

ーということは、初コロナ、初猛暑に目を向ける。なので、決してがんばって「打ち勝とう」というのは逆効果。

「助けて。もう耐えられない!」と自らの痛み、弱さ、恐れをそのまま認め、降伏宣言をした途端に、脳は稼働し始める。

 

3. 枠組み作りをうまくすればワーキングメモリ(⼀時的記憶)を⻑期記憶に変換することができ る

 

認知科学によると、脳は 7 つのことまでなら覚えられる。これを「マジカルナンバー7」。

つまり、自分が「何を覚えられて、何を覚えられないか」の枠組みを明確にすること。

コロナや暑さに対しても、あなたが「何に耐えられて、何に耐えられない」、その枠組みをはっきりさせれば良い。

 

東⼤に⼊っていくような⼈は、このように脳をトラップすることを⾃然に⾝につけているという。

つまり、脳の特性を踏まえて、⾃ら失敗する、自ら降伏する、暑さやコロナにも無理せず、ありのまま、死んだ振りしてクマが通り過ぎるのを待つ。

 

彼らの驚異の暗記術も、脳のマニュアル通り。覚えたいものを先に予測して、「あっ、失敗した。間違えた」と脳にインプットする。

そして、脳の駆動を待つ。

この脳が最も回転していく状態を、「セレンディピティ」という。

 

AIの世界では、これを「予測記憶法」(expectation failuer)という。 

 

暗記したいと思った時、よく蛍光ペンが使われるが、時にはこのルーティンをやめて、 記憶⼀発ねじり鉢巻なんかも効果的

要するに、ふだんやらない変わったことをすること。

きょうあたり、ねじり鉢巻してみてはー。

結構いけるかもしれない。